適応障害日記 第三話 誤解

Life Style

逃げるかのように去った会社を後にして家につき、そこで一気に感情が出てしまい家族の前で大泣きした。
「自分は限界だった。無理だった。ごめん、頑張れなかった。」と家族に言っている自分が情けなく感じながらももう限界迎えた自分嘘をつくのはやめることにした。
家族は全員優しく迎え入れてくれ、

「何も考えずにゆっくり休んで」

と温かい言葉で自分を慰めてくれた。

ここ数日全く眠れなかったが、その晩だけは少し眠れた。
そして数日全く家を出ることなく、引きこもっていたがやはりこれ以上は会社に無断欠勤はダメだろうということで長期休暇を認めてもらうためにまずは医師の診断を受けることに決めた。

医者を見つけることもできなかった自分は嫁に受診できる機関を調べてもらった。
ただ急にその日で通える心療内科がなく、心理カウンセリングへ診てもらうことにした。

心理カウンセラーにはこれまでの症状を説明し、「適応障害」という診断を受けた。
その時は自分がまさかと半信半疑になりながらも、内心何か安心したというところもあった。
心理カウンセラーからはほとんどの企業であれば心理カウンセラーの診断書を元に休業が可能だからと言われ、診断書を書いてもらった。

そして、それを会社へ提出したがまさかの会社からの回答は
「心理カウンセラーの診断書では受理できない。心療内科でなければいけない。」
とのまさかの回答だった。

なぜ、受け入れてくれないのだというやるせない気持ちと同時にもしかしたら病気ではなく、明日から会社へ行かなければいけないのか?という恐怖に駆られた…
なぜ心理カウンセラーではダメなのか?自分を会社は助けてくれないのか?と抗議をしたい気持ちもあったが、体力的に精神的にそのような反論をできる自分ではなかった。
その後、無事にすぐに診てくれる心療内科が見つかり、そこでも私は「適応障害」と診断され診断書を提出することによって一旦は会社から距離を置くことができた。

続く

Lazy Slothからのメッセージ

もし今同じような悩みで苦しんでいる人がいるなら、とりあえずでもいいので何かアクションを起こしてみてください。
私は会社との誤解があり、心理カウンセラーと心療内科を両方を受診しましたが、結果的に両方受診できたことを前向きに捉えています。
ですが、受診される前に受診される機関を会社側へ伝えることもいいかと思います。会社との連絡が難しいときは必ず身内・信頼できる人に代理でやってもらって下さい。
代理で話してもらうことは恥じることではないです。自分を守ることだと思って思いっきりその時は頼って下さい。

心療内科を選ぶ時はどうしてもその心療内科の口コミを見てしまい足がすくむこともあります。
ですが、通った一つの病院が自分に合わないのであれば別の心療内科も受診してみて下さい。
医療におけるセカンドオピニオンは当たり前です。一つ目がダメなら何度でも違うところに通えばいいと思います。
そして、1人で動けない時は周りに頼って下さい。頼ることは恥じることではないです。頼ることは相手との信頼関係を更に深めます。

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